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私が、生きる肌

珍しく平日に休みが取れたので、
小さなシアターで
スペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の最新映画
『私が、生きる肌』を観てきました。
(公開はもっと前だったので、シアター特別の再演だと思うのですが。)

IMG_7275.jpg



~あらすじ~
人工皮膚の開発の権威で、世界的な形成外科医のロベル。その邸宅の一室にはベラという若い女性が幽閉されていた。食事の世話をするのは、初老のメイドのマリリア。ロベルは亡くなった妻を救えるはずだった“肌”を創造するために、“ある人物”を監禁して実験台にし、亡き妻そっくりの“ベラ”として創り上げていたのだった。ある日、音信不通だったマリリアの息子のセカがやってくる。その事から、屋敷に住む3人の関係に変化が訪れる。





さすが偉大なるペドロ・アルモドバル監督。
手に汗握るすんごい話の展開に、すっかりと無我夢中!!
退屈しない2時間でした。
最後にとんでもないどんでん返しが待ち受けていて、うわぁ!!やられた!!!と思います。
こういう巧みなストーリー構成、盛り上げ方はアメリカのハリウッド映画にはないですね。
すばらしい!!!の一言です。
まさかべラの正体があの人とは。。。。。!!!!
残酷な悲しみや人間の究極の屈折が巧みに描かれた、観たあとに爽やかさがまったく残らない物語です。(笑)
観ていて悲しくなってしまう。
ついつい、日本ととあるお国との未解決のままの拉致問題?が脳裏に浮かんでしまったり、
愛するものを失った悲しみや、家族が行方不明だというひとの悲痛な想いなど、
様々な人間ドラマが交錯する、フィクションとは捉えきれない映画でした。

DVDが出たらほしいなぁ~~。



アルモドバル監督の映画は、こういった問題提議?が多いですね。
ペネロペ・クルスが出演している『ボルベール《帰郷》』や『トーク・トュ・ハー』なども
観たのですが、考えさせられるもの、つい心が曇りがかってしまうものが多いと思います。
スペイン特有の陰影?なのでしょうか。
スペインの歴史なども影響しているのかなぁ。。。



そうそう、このシアターでは『私が、生きる肌』のあとに
以前DVDで観たことのある『トーク・トュ・ハー』も再演していたので、大スクリーンで観てきました。


IMG_4996.jpg
IMG_7332.jpg


こちらも、いかにもスペイン!!!色が強いですし、
(闘牛士のシーンが出てきますしね。)スパニッシュギターのBGMがたまらなく泣けます。
ほんま、たまらないです!!!

究極の愛。むちゃくちゃ切ないです。



参考までにあらすじはこちらです。  ↓


事故で昏睡状態になったダンサー、アリシア(レオノール・ワトリング)。彼女を慕うベニグノ(ハビエル・カラマ)は、4年間、看護士として親身にアリシアを世話し、語りかけてきた。その頃、女闘牛士のリディア(ロサリオ・フローレス)が、競技中に大怪我を負い昏睡に陥った。悲嘆にくれる恋人のマルコ(ダリオ・グランディネッティ)を、ベニグノは「彼女に話しかけて」と諭す。愛する女性が同じ境遇にいる2人は、次第に心を通わせていった。そんなある日、アリシアが妊娠していることが発覚する…。



ほんの少し、笑える要素もありつつ、
もしも愛するひとが昏睡状態になったら???と、考えさせられます。
生きているはずなのに、意思疎通ができない。それは生きているということ???
一方通行の恋、すれ違いの愛にラストは涙なしには観られません。色々と、せつなすぎます。



スペインの文化って、フラメンコといい、音楽といい、
やっぱり特有の陰影がありますね。。。。ゴヤの絵画なんかを観てもそう思いますが。


あ。ゴヤについて以前書いたブログはこちらです。  →  『黒い真実』  

スペイン料理なんかはあんなに美味しいのに(←関係ないって?)
なんなんでしょうかねー。でも、あの影や闇の部分にとっても惹かれてしまうのですけれどね!!!
(←危険な趣向ですか?)




それにしても、フラメンコ公演を観て以来 
(←前回のブログ参照です。http://chatotone.blog.fc2.com/blog-entry-1224.html )
ケイタイにもスパニッシュギターの音楽をダウンロードしまくってるし、
相変わらずスペイン料理にはハマりまくってるし、
今回は計4時間のスペインワールド満載の映画を堪能してしまったし、
そのうち挨拶がスペイン語になるんじゃないかと思うぐらい、
異国情緒溢れるスペイン尽くしなここ数日です。


…早くイタリアに戻らなくちゃ^^;
(そんでもって一番好きなのはドイツ語圏^^;。)




-そうそう。
これは余談ですが、こんなに見応えのある、傑作映画の二本立てだったというのに、

IMG_6070.jpg

観客が誰もおらず、一本目の『私が~』は、私ひとりで貸し切り状態
おいおい!!そんなことってあり^^;?
ついに映画館まで本当の意味での「お独り様」になってしまった!!!


二本目の『トーク・トュ・ハー』は、私のほかに主婦の方が一人いらっしゃって、
合わせて二人でしたが…。   …二人って。



でもこういう、マイナーな雰囲気が実はとても好きw
人のいっぱいいる映画館よりも、好きです。
大好きな映画『ニューシネマパラダイス』のパラダイス座みたいな錆びれた雰囲気の映画館、
たまらないです!!!
映画も、最近のハリウッド映画よりも古きよきフランスやスペイン、イタリア映画が好き。
アメリカ映画だったら、サイレント映画やトーキー映画を含む、
30年代後半~85年ぐらいまでのやつね。
時代と国を飛び越える感じが好きなんです。やっぱりクラシック畑の人間だから、ですかねぇ。。。。




最近なかなか映画館に行く時間がありませんが、
また面白いものに出会えたら、ぜひレポートしたいと思います!!
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[ 2012/10/30 00:51 ] 映画 | TB(0) | CM(0)