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五月の夜~ Die Mainacht~

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-五月も今日で終わりですね。



今年の五月は途中から「真夏ですか??」というぐらい、猛暑の日々が続きました。
そうかと思えば、もう梅雨入り、とのこと。
例年とは違う気候の変化に、驚くことも多かったけれど、
やっぱり五月の爽やかな季節は大好きなので、終わってしまうのは寂しいです。
(仕事は去年も今年もこの5月6月が精神的に大勝負!!!なので、
早く過ぎ去ってくれー!と思うことも多かったですけどね…。)


五月といえば、
先日ブログでもご紹介したロベルト・シューマンの大変優美な歌曲≪美しき五月に≫
(歌曲集『詩人の恋』より第1曲目)を聴きたくなる私ですが

『静岡県立美術館 ~美しき五月に~』





月の美しい静かな五月の夜に聴きたいのは、ずばりタイトルそのまま、
『五月の夜(Die Mainacht)』。
果てしなく美しい、ブラームスの歌曲です。
(↓下のタイトルをクリックすると曲が聴けます。)



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『五月の夜』 ←曲はこちらのタイトルをクリックして下さい。



白銀の月が
潅木(かんぼく)に光を注ぎ、
そのまどろむ光の残照が
芝生に散りわたり、
夜鳴きうぐいすが笛のような歌を響かせるとき


私はやぶからやぶへと悲しくふらつき回る


葉に覆われた
二羽のハトが
私の陶酔の歌を鳴いて聞かせるけれど


だがしかし、私は踵(きびす)を返して
より暗い影を探し求める


そして孤独な涙にくれるのだ。




いつになったら、おお微笑む姿よ、
朝焼けのように
私の魂に輝きわたる姿よ、
一体いつになったらこの世であなたを見出せるのだろうか。


そして孤独な涙が熱く震え落ちる

私の頬を伝ってさらに熱く震え落ちていく・・・・


Wann der silberne Mond
durch die Gesträuche blinkt,
Und sein schlummerndes Licht
über den Rasen streut,
Und die Nachtigall flötet,
Wandl' ich traurig von Busch zu Busch.

Überhüllet von Laub
girret ein Taubenpaar
Sein Entzücken mir vor;
aber ich wende mich,
Suche dunklere Schatten,
Und die einsame Träne rinnt.

Wann,o lächelndes Bild,
welches wie Morgenrot
Durch die Seele mir strahlt,
find ich auf Erden dich?
Und die einsame Träne
Bebt mir heißer die Wang herab!



作曲:ヨハネス・ブラームス
詩: ルードヴィッヒ・ヘルティ



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この曲はドイツのロマンチシズムの極みだと思っています。


シューマンのような華麗さや、
派手さ・華やかさはなく、
落ち着きがあり内省的な世界観に仕上がっているのは、ブラームスならでは。

きっと実際のブラームスはこういう内向的なヒトだったんだろうなぁと容易に想像がつきます。


我が師と慕い、敬愛するロベルト・シューマンの最愛の妻、クララに恋心を寄せていたという
ブラームス。彼女を尊敬し、憧れ続けたけれど、その想いは生涯本人に伝えることなく、
また実ることもなかったといいます。

そんな、実らぬ想いを抱えたブラームスだからこそ、
このような、決して情熱を表に出すことなく、
心の琴線に触れる曲を作れたのでしょう。



私はこの曲が、ブラームスのクララへの想いを歌ったと感じられてならないのです。



孤独や失恋、悲しみや切なさを歌っているけれど、
美しいドイツの深い夜の森の中で、この芸術という作品によって
つらい想いが美しいものへと浄化・昇華されているように思えます。


孤独感も切なさも絶望感も、こんなに「美」となるんだ…というのは、
ドイツロマン派ならでは、ですよね。




私はこの曲を、4年前の東京二期会のオペラ研修所の入試で歌いました。

また、7年前にザルツブルクのモーツアルテウム出身の韓国人のバリトンの先生にも教えていただき、
更に7年前に行ったチェコ・プラハでのマスタークラスでも歌い、
チェコ人のソプラノの先生にも教えていただき、大変感動した思い出の曲でもあります。
もうあれから7年も経つのかぁ…あっという間だなぁ。

その当時のブログはこちら↓
2006年4月
http://saty33.blog.fc2.com/blog-entry-74.html

http://saty33.blog.fc2.com/blog-entry-70.html

2006年7月
http://saty33.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

2008年10月
http://saty33.blog.fc2.com/blog-entry-40.html




クラシック音楽を勉強していると、
スルメじゃないけれど、そのときそのときの環境とか状況とか想いとかが増し加わっていって、
どんどん味わいと深みが出てくる、
そしていつどれだけ歌っても、まったく終わりじゃない、むしろ、どんどん発展と発見がある、
というのが、他にはない魅力だと思っています。


この曲も大好きですし、私に合っているとよく言っていただけるので、
(歌とはまったく関係の無い職場の人達にも、私は夜とかディナーのイメージだとよく言われるので^^;)
あれから4年が経過した今、またどこかで歌ってみたいなぁ。。。。

あの頃とは違った歌が歌える気がする!!!




《テノールでのバージョンもどうぞ!また雰囲気が違う!!》


この曲はピアノも情景や心境を表現していて美しいですね。


短いイントロでは、深い森の中で、月夜の一筋の明かりに照らされたピアニストが
静かに弾いてるかのような重々しさと静けさ、ロマンティックさですし、
ハトのつがいのシーンでは、ハトのさえずる音をピアノが表現していたり、
クライマックスでは、「涙《Trane(トレーネ)》」という単語をロングトーンで伸ばしているバックで
感情の高ぶりまくったピアノが煽ってくるので、一緒に感極まってしまいますし…。

なんとも言えないスパイスがたくさん隠された名曲です。



こんな5月の夜は、やはり心静かにこの曲が聴きたくなるのです。




《女性バージョンもぜひお聴き下さい。》






…さて。
そんな今年の5月の夜に、
私は一体何をしていたかといいますと、色々やってましたけれども、







野球観戦してきました~~~っっっっ!!!!!!!
(←言ってるそばから静けさのカケラもない。(笑))
私、サッカー観戦は好きで、昔もJリーグや日本代表戦を見に行ったりしてましたけど
(昨日は負けちゃいましたね。。。。)
今まで、野球はあまり何が楽しいのか分からず、あの、サッカーのような
スピード感やハラハラ感がないから
集中力が続かない!!!
という輩でした。。。。しかし、楽しかった~~~~~~!!!!

サポーターたちと一緒になって、盛り上がってみましたよ☆



やっぱりナマの熱狂っぷり、臨場感はテレビでは伝わらないですね。





…最後、急になんなのか分からないオチでしたけれど(汗)
とりあえずこれで今年の五月の夜も終わろうとしています。



新緑の美しく、新茶が美味しく、また楽しくも忙しい五月よ、
来年まで、さようなら。


次は、六月だーーーーーー!!!!!
毎年色々起こる六月ですが、雨の日々も楽しく過ごす努力をしましょう!!

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[ 2013/05/31 23:17 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)

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