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死後の世界を体験してきたよ!?

劇団四季の 『 夢から醒めた夢 』。


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私がこのミュージカルに初めて出会ったのは、今から5年前。




あの頃、

私の大好きな地元、通い慣れたあの道で、
知り合いの中学1年生の娘さんが、車に突っ込まれて即死した。
その子は、横断歩道で信号待ちをしていたところ。
車が、信号無視で突っ込んできたのが原因だった。



この劇の中で一夜の夢として起こる、「娘の事故死」という出来事が、
「夢から醒めた現実」として私たちの目の前にリアルに立ちはだかっていた時期だった。






若い命が突然にして途切れてしまったということ
さっきまで笑っていたのに、一瞬にして消えてしまった命の炎
幸せの糸が断たれてしまったということ

悲しみに沈むお母さんの姿。。。。



それを、劇中だけでなく、現実に目の当たりにした。



交通事故死をしたあの子だけじゃない。
仲の良かったあの子も、突然マンションから飛び降りて死んだ。
火事で家が燃やされて死んだ知人たちもいる。
病気で命が絶たれてしまった友達、後輩もいる。




そのたびに、死後の世界について想いを馳せてきた。
あの、さっきまで温かかった温度は、紅潮していた肌は、息をしていた魂は、
一体どこへ消えてしまったのだろう?と。
一緒に笑い合っていたあの友達は、どこに消えたのだろう?と
見ようとしても、もう二度と見えない。
感じようと思っても、もう二度と感じられない。
話したくても、もう二度と話すことができない。
「またいつか、どこかで会えるよね。」ってお葬式のとき、友達が泣きながら私にささやいた。
それは頼りない励ましの言葉だったけど、
そう思うしかなかったし、そう信じるしかなかった。


命が消えてなくなってしまったなんて、信じたくない。
見えない、感じられない


我が子との永遠の別れに、悲しみに沈み込むお母様方の姿を見てきた。
どんな励ましの言葉も無力に思えて、、、ただただ見守るしかなかったあの頃。


http://www.youtube.com/watch?v=M6RkaEt2aL8&feature=related


そんなときに出会ったのがこのお話だった。



↓まさに祈りの込められた美しいこの曲。
http://www.youtube.com/watch?v=owXTNSQtM_Q&feature=related

幽霊になった娘が切実に歌う。
この歌に私はどれだけ、儚い命として散っていった友人たちを重ね合わせ、涙が止まらなかっただろう。
そして、あのお母様たちが、もしもこの言葉を実際に聞くことができたなら、
どれだけ救われるだろうと思ったのだった。




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心の中にいつも 消えない面影が
悲しみに沈む母さんを 慰めたい ただ一度

母さん 一言だけ聞いて欲しいの
どうぞ 立ち直って下さい

母さん くじけないで
どんな悲しみも消してくれるわ
時がいつかは。。。。


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今を生きている私たちに死後の世界なんて分からないけれど、
この曲を聴くと、
あの人たちもこうやってメッセージを送ってくれているに違いないと
信じられるような気がしたし、
実際にあの人たちはこうやって存在していて、
こうやってそばにいてくれないだろうかと
切実に願えば願うほど、涙が止まらなかった。



そして、

この物語のように、
悲しみに沈む姿を見て心を痛めている魂たちがいるなら、
その人たちの分までも、明日を生きることが許された者たちが
前向きに生きていくことが大切なのではないか、と思わされたのだった。




そして、5年の月日を経て2011年8月現在。



私は再びこのミュージカルに出会った。




この劇の中には、様々な人生を生きてきて、そして様々な事情で死んだ者たちが登場する。


子供たち、おじいちゃんおばあちゃん、
サラリーマン、暴力団関係、暴走族たち。

彼らは劇中で歌い、踊り、生き、笑い、優しさを与え、必死でメッセージを訴えかける。


そんな役柄たちの人生に、
私は、東日本大震災で亡くなった大勢の尊い命を重ね合わせる。


http://www.youtube.com/watch?v=JJrvnPYLbNw&feature=related



誰かのために、明日を生きる選択をやめようとした主人公。
自分の命を犠牲にしようとする主人公。
そこに、死んだものたちは語りかける。

「命を大切にして
お願い 私たちの分まで生きて」




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明日への夢 明日への希望を
あなたに託してゆきたい
命続く限り 生きていてほしい
例えこの僕の幸せ閉ざされても。。。。

僕たちの分も明日をあげたいの



゚・*:.。. .。.:*・♫゚・*:.。. .。.:*・✦゚ฺ・*:.。. .。.:*・♫゚・*:.。. .。.:*・

劇場に広がるのは優しさ。愛情。温かさ。
まさに善一元の世界ってやつ。





現実世界においても、今年の3月から日本中は影を落とし、
悲しみはなかなか拭いきれずにいるけれど、


もしかしたら、霊界に行った魂たちは、立ち上がってくれることを望んでいるかもしれないし、
前を向いて笑っていることを喜んでいるのかもしれない。


亡くなった者たちのためにも、
一生懸命生きていくことが、生を受けた我々の使命なのだ、ということを
改めて再確認する。



この劇中には、アフリカで餓死した子供たちの実際の写真も出てきたり
パレスチナで紛争に巻き込まれて地雷で死んだ子供たち、
アジアの内戦で殺された子供たち、
いじめを苦にして自殺した高校生が登場する。


けれど、それは決して重苦しいテイストではなく、
道徳心を飢え付けようとする押し付けがましさもお固さもまるでなく、
コメディタッチに笑いを散りばめつつも、極上の美を誇る音楽で
優しく、温かく、私たちのそばに寄り添うにして存在する。




世界中で、災害や戦争で苦しみ亡くなったひとがたくさんいる。
日本の震災は記憶に新しいし、
今だって世界に目を向けてみれば、
リビアで残酷で無残な光景が展開されている。
日本のメディアで写さないだけで、惨状は想像を絶するほどのものだろう。
物語は決して綺麗事や道徳を押し付けているわけでもなく、
現実をそっとささやいてくれているだけに過ぎないのだ。



そして、生死のお話だけではなく、
この物語は人としてのあり方も気付かされる。
「自分のためではなく、 みんなのために尽くす」ことの尊さ、
人と人との触れ合い、
「愛をありがとう 優しさをありがとう」の気持ち。




みんなとの別れのシーン(←みんなは死後の世界に旅立っていく)で大合唱する
「愛をありがとう」は涙なしでは聞けない、見れない。

http://www.youtube.com/watch?v=rajpc0aYStw&feature=related





なにより私の胸を打つもの。

それは、この物語では、
死んだら人は「光」となって「幸福そのもの」になるとされること。



なんてポジティブで美しいのだろう!!!



死んだら人は終わりではなく、真っ暗闇の中に葬られるのではなく、
光となって人々を照らし出し、それは悩みも迷いもない「幸福」として、
人々に光を与えるというのだ。



お母さんとの永遠の別れの際に
娘の言う言葉。

「お母さん、私たちは永遠に別れるんじゃないのよ。
あなたもいずれは光の国へ来るの。
私たちはいつか同じ光になるの。
それからは、もう決して離れないの。
今度こそ、永遠に。」


これは、生きている者の願いであり、祈りの言葉であるに違いない。



この物語は「死」を悲劇としてとらえるようなことはしない。
悲しみでお涙ちょうだいを狙おうとする結末ではない。
どこまでも前向きで、むしろ、死を「希望」としてとらえているようにすら思える。



だから、悲しみに沈んでいる人たちの心も、
このミュージカルを観ることで、涙でモヤモヤした想いを洗い流し、
気持ちが浄化され、
優しさと温かさに包まれて、前向きな気持ちになることができるんだと思う。




最後のクライマックスでのこのシーンは、
まさに感動そのもの。すすり泣きレベルでは胸が詰まるほど、超・前向きな号泣が自分を襲う。
毎回毎回声を上げて泣きたい。

http://www.youtube.com/watch?v=FDC0fxVKaWg&feature=related


「みんな!!!光になったのね!!!!」

その言葉、その舞台照明、エネルギッシュな歌!!!
そのすべてが潔く、凛として、
死の世界へ飛び立つことが者への希望のファンファーレにすら聞こえてくるのだ。



(※大号泣したアニメ『うしろの正面だあれ』の最後の、希望と強さをもらう別れにも似ているかも。。。)


これが本当の死後の世界なら、
死ぬことって怖くないかもしれない。
そして、私たちの死後は、本当にこのようなことが待ち受けているといいな、
いや、そうであると信じよう、と思える。





・・・・長々と語ってしまったが、
要するに、めっちゃ感動したってことが言いたかったの。


何度も言うけれど、重い話では全然なくって、明るくてコミカルで
思わず笑いがどっと客席から起こるシーンも連発して、
時間があっという間に経ってしまうぐらい、分かりやすく見やすいお話。



更に、一番最初のシーンでは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードを見ているかのような
華やかさに、童心に返ったかのようなときめき、喜び、感動、ワクワク感を与えられる。
まさにファンタジック・イリュージョン!!!!It's a magic!!

http://www.youtube.com/watch?v=GPMjUm-Cxng
↑この動画の1分36秒以降のシーンがまさに圧巻!!大好きすぎです!!


これぞ、ザ・ミュージカル!!!!
といった華やかさ!!!ゾクゾクしっぱなし。めまいも起こりそう。
私、このシーン本当の本当に大好きだなぁぁ。。。
楽しそうなこの最初のシーンでいきなり感動で胸いっぱい。泣きそうになる私。。。。




そして、劇中で何度も歌われる、メインテーマといってもいいこの曲。↓↓
二人の友情を歌った歌。まさに名曲です。
この曲がかかるたびに、涙腺が決壊する。

http://www.youtube.com/watch?v=MYZZJFHCjDo&feature=related


色々ごちゃごちゃと書いてしまったが、ざっとこんな感想。

ちなみに、今シーズンは先週の日曜と本日・千秋楽の2回、
新名古屋ミュージカル劇場で堪能してきた。
通算で3回観たことになる。(←うちの母は通算6回目である。今日は祖母も一緒に招待。)


何度見ても心があたたまり、
明日への活力が沸いてくる。
憎しみや怒りが煮えたぎる心には優しさと平穏を
陰鬱さや悲しみに沈む心には笑いと明るさを、

そして明日を生きることの大切さを、感じさせてもらえる。



小さな小さなお子さんからお年寄りまで、
若い男女のカップルや家族連れ、お一人様まで、
様々な方々でごった返していて、千秋楽も満員御礼!


最後のカーテンコールでは、老若男女を超えたすべてのお客さんたちが総立ちで、
いつまでもいつまでも拍手が鳴り止まず、13回もカーテンコールが繰り返された。
その総スタンディングオベーションの様子にも、鳥肌たちっぱなし。


私も、いつもはテキトー、いい加減に拍手をしてしまう無礼なやつなのだが、
このときばかりは心から拍手を無意識のうちに送りまくってた。



小さなお子さんから大人まで、
ぜひぜひ見ていただきたい最高のミュージカル。


世界中のひとたちに見てもらいたいが、
特に日本のすべての人にはぜひ見てもらいたい。
日本人の書いた日本のミュージカルなのだから。


そして震災後の日本だからこそ、より心にがつんと響いてくるのだ。


名古屋では今シーズン終わってしまったが、
これから、全国で上演があるらしいのでぜひぜひ見ていただきたいと思う。



     *************



最後になりましたが、岡村美南さん、勝田理沙さん始め、
出演者の皆様、お疲れ様でした。

特に女性二人の美しいハーモニーには感動しました。
お二人の声の響きは、まさに「優しさ」一色。
透明な空気で会場を包み込むあの感じ、素敵な世界観、その美声に聞き惚れました。

デビル、エンジェル、メソ、配達、グレーパスポートのトリオ、おじいさんおばあさん、
どれをとっても最高の、満足のいくキャスティングでした。



夢をありがとう!!!
愛をありがとう!!!!!


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[ 2011/08/28 22:42 ] オペラ・ミュージカル | TB(0) | CM(0)

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