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私のお気に入り♪ブルックリンパーラー再びとグレートギャッツビー♪





今夜も以前ブログでご紹介した、新宿マルイアネックスの地下にあるブックカフェ、ブルックリン・パーラーに
仕事のあとに立ち寄りました。

(そのあとビル内にある映画のレイトショーを観に行ったのです♪)


今日は華やかさの中に見え隠れする空虚さがなんとも切ない、スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を読みながら、
ジャズの流れる店内でワインを嗜んでおります。

スコット・フィッツジェラルドといえば1920年代のアメリカ、すなわち「ジャズ・エイジ」を代表する作家ですが、
そもそもこの「ジャズ・エイジ」というものは、アメリカが第一世界大戦に勝利し世界最大の大国になった一方で悪名高い禁酒法によってギャング大国にもなり、
その繁栄と退廃の中で生みだされた世代のことです。
もともとはフィッツジェラルド自身の作品「ジャズ・エイジの物語」がこのネーミングの由来、とのことですが。

ヘミングウェイの用いたワード、「ロスト・ジェネレーション」(失われた世代)をやがて経験する世代としても有名ですね。
世界大戦を経験し、社会と既成の価値観に絶望して行き場の失った若者たちが生きる指針を失い、
酒や享楽に溺れる「自堕落な世代」であったといいます。
享楽の中に見え隠れする、目的を見失った行き場のない空虚さ、退廃的な芸術作品が多く、
私はこの時代の音楽や文化、特に映画や小説などにとても強く惹かれるのです。

ちなみに、このジャズ・エイジは享楽的都市文化の発展、大量消費時代、マスメディア台頭の時代でもあり、
ジャズが時代の流行音楽となっていくわけですが、それでもフィッツジェラルドの時代はまだまだジャズはメジャーではなく、
ひっそりと密造酒場や売春宿で演奏されていたものだったわけです。

(それを、かの有名な作曲家・ガーシュインが一気にメジャーにしていったわけですが。)


この「グレート・ギャッツビー」は、そんな時代に書かれた物悲しくも美しく?切ない物語。
ひとりの青年の典型的な「アメリカン・ドリーム」が、この退廃的な時代と運命に翻弄され、
儚くも散りゆくお話。胸がぎゅっと締め付けられます。


でも、前半の享楽的な華やかさと対比された、彼の内面に潜む、狂おしいまでの「純朴」。
この気持ちは本当によく分かるな~~~。私はギャッツビーの、自分を高みに保ちたいという思いがよくよく理解できるからこそ、
このお話がファンタジーの中にも人間味を帯びて感じられる。
そして、華麗に砕け散る、美しさとも称されるラストは圧巻!!!!

ラストの文章は、本当に胸を打たれます。


特にラストに至るまでが、本当に大好きで、何年経っても何度も何度も読み返している一冊です。




私がこのお話に出会ったきっかけは、学生時代に村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」を読んでから。
村上春樹さんが「生涯の一冊」にこの作品を掲げるほどの傑作。
物語の中でもジャズ喫茶などで何度かこのタイトルが出てきたと思います。

中には「マンネリ」「つまらない」と意見が割れたりもするようですが、
私の感覚にはとってもフィットしました。年が経てば経つほど、この物語の良さは味を増すようにすら思えます。


ブルックリン・パーラーでの「グレート・ギャッツビー」。
甘美で退廃的なジャズのメロディに乗りながら、夢を掴む一歩手前で儚くも掴み損ねたギャッツビー青年に想いを馳せ、
今日もひそかに涙します。。。。








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[ 2011/03/02 18:15 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

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